子供は砂場が大好き。
何故かはわかりませんが、
砂場で遊ぶのが好きな子は多いと思います。
自宅の庭に砂場があったら
子供(妻も)も喜ぶだろうと思い、自作してみました。
作製方法やかかった費用をまとめますので、
検討されている方は参考にして頂ければと思います。
検討案
既製品は移動ができて便利な点はありますが、
高コストであることや、あまり大きいものは無くNG
ということで自作を検討しました。
自作方法を調べてみると大きく分けて
・モルタル+レンガ
・木枠
の2パターンがありましたが、
撤去の楽さを考えて木枠を採用しました。
モルタル+レンガも素敵ですが、
子供が砂場で遊ばなくなったら花壇にするくらいしかできませんし、
廃棄も大変そう・・・
木枠なら最悪焼却できます。
木枠の問題
撤去の楽さはあるにせよ、
木枠の最大の欠点は
腐る
事だと思います。
この腐ることに対してどうするかですが、
腐りにくい木を使う
ことしかないと思います。
腐りにくい木とは
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/DSCF2475_TP_V-1024x682.jpg)
腐るというのは菌が繁殖することです。
そのため、防腐剤注入の材料があると思います。
よくホームセンターで売っている防腐剤注入材料は
米栂やホワイトウッドに防腐処理をしているものですが、
どちらも元々は腐りやすい木のようです。
(そのため防腐処理が必要)
だったら、もともと腐りにくいスギやヒノキに
防腐塗料を塗ればいいんじゃないかと考え、
ヒノキを購入することにしました。
砂をどうするか
砂場用の抗菌砂なるものが売っていますが、
公園の砂とモルタル用の砂は川砂と言って
同じものとのことだったので、
モルタル用の砂を購入することにしました。
砂の購入量も膨大なので、お金持ち以外は川砂で良いと思います。
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2713.jpg)
構造
いろいろ考えましたが、
手っ取り早さと撤去時を考えて、
地面に四角の穴を掘り、防草シートを施工、
その上に木枠を置くというスタイルにしました。
以下が模式図です。
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/砂場.png)
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/砂場-2.png)
木枠の固定も考えましたが、
105㎜角の木材を使うことから自重が相当あり、
かつ2㎝程度埋めることから動くことは無いと考え、
見送ることとしました。
また木材の固定も鎹(かすがい)で表と裏を固定するだけという
簡単な物にしました。
設置作業
材料購入
以下の材料をホームセンターで購入しました。
個数 | 単価 | 合計 | |
檜KD材105角2m | 2 | 2880 | 5760 |
砂(モルタル用)18㎏ | 12 | 188 | 2256 |
砂利用シート | 1 | 698 | 698 |
土のう袋 | 1 | 178 | 178 |
鎹 | 8 | 15 | 120 |
総計(消費税込み) | 9913 |
木材は家で切ってもいいですが、重量と長さがあるので
店で切ってもらった方が楽だと思います。
1カット50円ですので、150円かかりました。
合計9913円
まぁまぁしました。
これ以外に防腐塗料が必要です。
~2000円くらいで買えると思います。
また、砂の重量が200㎏近くなるので、
車の積載量に注意が必要です。
組み立て
塗装
先ずは木材に防腐塗料を塗っていきます。
別件で購入した塗料ですが、
キシラデコールのパリサンダを使いました。
伸びやすくムラになりにくいのでオススメです。
ホントは下地処理(やすりがけ)をした方がいいと思いましたが
面倒だったので見送りました。
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2695.jpg)
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2696.jpg)
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2697.jpg)
穴掘り
木枠寸法と同じくらいの大きさで穴を掘っていきます。
地面から15㎝掘りました。
もともと、砂利が施工してありましたが、
砂利の下は粘土質の土でかなり難儀しました。
スコップだけでなく、クワもあった方が良いと思います。
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2698.jpg)
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2705.jpg)
防草シート施工
一通り掘り終えたら、防草シートを施工します。
このとき木枠の真下になる箇所にピンを打っておくと
ズレが無く手良いと思います。
わたしはテキトーにコーススレッドを打っておきました。
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2704.jpg)
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2705-1.jpg)
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2709.jpg)
木枠組み立て
木枠は材料を突き合わせてカスガイで止めていきます。
この時、下穴を6㎜程度あけておくと楽です。
また、材を立てて裏表同時に進めていくと歪みの発生も少なくて済みます。
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2708.jpg)
木枠設置
防草シートを施工した上に木枠を置きます。
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2711.jpg)
一気にそれっぽくなりました。
水準器で水平を調整しながら砂利で全周を埋めていきます。
砂の投入・完成
ここまで来れば砂を投入するだけです。
12袋もあるので大変です。
ようやく完成しました。
![](https://sakusakulife.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2712.jpg)
2~3時間ほどで作業を終えることが出来ました。
最後に
合計1万円程度で庭に砂場を作ることが出来ました。
子供もわりと喜んでくれてよかったです。
穴掘り時に出た土は土のう袋に入れて災害用に保管しています。
廃棄の際は外構屋さん等に聞いてみると良いと思います。
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