格安クーラーボックス、パラオを改造して保冷力アップ!

スポンサーリンク
DIY

どうもサク男です。

バス釣り以外の釣りにクーラーボックスは必需品でしょう。ただ、値段はピンキリ。

サク男
サク男

だったら安いやつを改造すればいいんじゃね?

ということで格安クーラボックスを改造してみることにしました。

この記事では格安クーラーボックスの基本的な構造や改造手法を記載しますので、参考にしていただけると思います。

スポンサーリンク

代表的なクーラーボックスの構造

冒頭に記載した通り、クーラーボックスといえど種類は様々。値段によって構造(断熱材)が異なります。
代表的なのは下記の3種類

  • 発泡スチロール
  • 発泡ウレタン
  • 真空断熱パネル

それぞれの特徴を簡単に記載します。

発泡スチロール

誰もが知っている断熱素材の発泡スチロールで断熱する最も低コストな材料・構造です。発泡スチロールを樹脂ケースにはめ込んだだけなので、性能もそのレベルです。

基本的に断熱性能は材料の厚みによって左右されるので製品によっては普通の発泡スチロールの箱の方が断熱性が高いかもしれません。(とくに後述のパラオの場合)

ただ、改造の余地があるともいえます。

発泡ウレタン

上記の発泡スチロールの代わりに発泡ウレタンを充填したものになります。

スチロールには隙間が多数あるのに対して、その隙間が埋めることができるのがメリットです。その分断熱性能が向上します。材料自体の断熱性には大きな差は無いと考えていいですが、隙間無く断熱材が充填されていることから性能を発揮しています。


断熱材が充填されているため、改造はほぼ不可能です。

真空断熱

要は魔法瓶です。真空断熱パネルによって高い断熱性能を発揮します。

その分重量とコストがかかります。こちらも改造はほぼ不可能(というか不要)です。

ただこの真空断熱パネルですが、断熱材(グラスウール)を真空パックしたものですので、魔法瓶のような金属パネルではありません。

コストはそこそこかかっていると思いますが、正直かなり利益を持っていかれていると思います。

改造した格安クーラーボックス

サンカ クーラボックス パラオ#200

今回改造したクーラボックスはamazonで人気の下記の製品になります。

日本製の割には低コストで用途によって様々なサイズが選べます。
釣具メーカーモデルだとスチロール仕様でも8000円程度しますので破格といって良さそう(断熱性能を考えなければ)です。


私が選んだのは20L。

3000円台の割に作りはしっかりしています。

ボートでの小物・中物釣りがメインですので、あまり大きいものだとオーバースペック。キス、アジ、カワハギにはコレくらいがちょうどいいと思います。

改造方法

さっそく改造していきます。

分解

先ずは個々のパーツをバラバラにします。
先述の通り、樹脂ケースに発泡スチロールが入っているだけですのでそこまで難しくはないです。

取手がついている箇所に爪がありますのでそこを外せば分解できます。

左右に2個ずつツメで止まっています。

(力ずくでも外れますが、マイナスドライバーでこじってもいいと思います)

蓋も分解できます。写真の中央の箇所から開くと簡単に分解することができました。

分解した本体がこちら

こりゃ発泡スチロールが薄いですね。
つまりこの発泡スチロール分の断熱性能しか無いわけです。

アルミテープ貼り

分解が終わったら遮熱のためにアルミテープを貼っていきます。

屋外で使用する場合、太陽の熱線は大敵です。特にボート釣りですと日陰は皆無ですので、熱線対策は必須となります。

アルミテープで囲ってしまえば熱線を遮断することができます。

私はスペース的に余裕があまり無さそうな樹脂側(発泡スチロールに接する方)に貼ることにしました。

サイドの貼りこみ

これは単純に隙間なく貼っていけばいいと思います。
防波堤での仕様の場合は地面からの輻射もありますので、底面にも貼りこみます。

蓋も同様に貼っていきます。貼り終わったら次は断熱シート貼りです。

貼り終わった蓋

断熱シート貼り

発泡スチロールと外箱の間に来るように断熱シートを貼っていきます。このシートにもアルミが貼ってあるので、同様に遮熱効果の向上が期待できます

断熱材層(ウレタン?)の厚みはそれほど無いので、断熱効果の向上は限定的でしょう。

断熱効果の向上はそこまで期待できない。

私は発泡スチロールを囲うように施工しました。固定はアルミテープを用いています。

蓋に関してはリブが多数あるので、リブに併せて切り込みをいれ、発泡スチロールで挟むこととしました。

切り込みの様子

もとに戻した再の嵌合が悪くなることが嫌だったので、アルミテープを貼りこみましたが、アルミテープの代わりに断熱シートを貼っても良かったかもしれません。

先述のとおり、断熱性能は断熱材の厚さで変わってきますので、少しでも断熱材の量を稼げるためです。

このあたりは断熱シートの厚みにもよると思うので、現物合わせで調整するのが良さそうです。ちなみに私はセリアの断熱シートとアルミテープを用いました。

仕上げ

アルミテープと断熱シートを貼り終えたらあとは元に戻すだけです。

元の状態に戻します。

先述の通り、発泡スチロールと樹脂ケースの隙間は比較的余裕があるので、段熱シートを2枚重ねにしても良かったかもしれません。

わりと余裕がある感じ。

同僚もこのクーラーボックスをもっているので、見分けやすくするためにステッカーを貼っておきました。

パチもんのステッカーでドレスアップ

効果検証

気になる効果ですが・・・

初期のデータをとっていなかったので不明です(笑)

一応JISに保冷能力を測定する試験がありますが、実施は意外と大変。(40℃に保持できる環境と、-20℃のデカい氷が必要です)

まぁ330円(アルミテープ×2、断熱シート)しかかかっていないので、効果が無くてもOK!と開き直りたいと思います。

ただ、もともとかなり隙間がある状態だったので、効果がないことは無いでしょう。特に直射日光下では改造クーラボックスの方が有利なはずです。


手間もそんなにかかりませんし、何より愛着も湧くのでのでオススメです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました