屋根材、外壁にガルバリウム鋼板を選んだ理由と後悔

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家づくり

どうもサク男です。


工務店での注文住宅は何から何まで自分で決める必要があります。もちろん屋根材・外壁も

サク男
サク男

外壁の種類多すぎ・・・

そのように考える方も多いと思います。

私はデザイン性・機能・コストのバランスからガルバリウム鋼板を選択しました。

この記事では私がガルバリウム鋼板を選んだ理由と、実際に住んでみて感じたメリットやデメリットを記載しますので、検討中の方は参考にしてください。

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ガルバリウム鋼板を選んだ理由

ガルバリウム鋼板を選んだ理由としたは主に以下の3つがあります。

  1. デザイン性
  2. 耐久性とコストのバランス
  3. 軽量で地震に有利

それぞれについて記載します。

デザイン性

①にデザイン性です。ガルバリウム鋼板を用いるとスタイリッシュな外観にすることが出来ます。
モダンなデザインは田舎や都会のどんな風景にもマッチするでしょう。

私もそのスタイリッシュな外観にひかれて選定することにしました。

アイジー工業HPより引用

ただ、一方で軽そうな外観となりがちです。軽そうな外観を好まれない方は暗めの色を選択することである程度の重厚感を得ることが出来ます。


私の家は旗竿地に建っているので外壁があまり外に見えません。ですので、軽量感はあまり考えず、銀色を選択しました。後ろから見たら一見工場です(笑)。ですが、遮熱や防汚(目立ちにくい)の観点では利点があります。

後ろから見たら工場(どうせ見えないのでOK)

耐久性とコストのバランス

②に耐久性とコストのバランスです。ガルバリウム鋼板はコストと比較して耐久性が高いです。


タイル等に比べると耐久性は劣るかもしれません数十年(~40年)の耐久性は期待できます。

アイジー工業HPより引用_20年は赤さびが出ない


鋼板は鉄なのでほっておくと錆びてしまいますが、ガルバリウム鋼板は亜鉛とアルミの合金をコーティング(めっき)したものですので錆びを抑えることが出来ます。


かなり簡単に書くと、亜鉛が錆びてくれる(白錆び)ことで、鉄の錆び(赤錆び)を防いでくれます。ただ、亜鉛だけだと錆びやすすぎるのでアルミを混ぜて錆びやすさを調整しています。ただそれでも経年で白錆びが発生してくるので、耐久性は無限ではありません。

アイジー工業HPより引用_白錆びの発生

また、私は外断熱の家を選択しましたが、ガルバリウム鋼板であれば外側に通気層を設けることが出来るので壁内結露にも有利です。

軽量で地震や台風に対して有利

③は軽量で地震や台風に対して有利という点です。


屋根や壁が軽いほうが地震に強いというのはなんとなくわかるはずです。


重たいものを壁に取り付けるのと、軽いものを壁に取り付けるのとでは地震の際に壊れやすさが違ってきます。釘やビスで壁を取り付けるわけですので、軽いほうが有利なはずです。

「ガルバリウム屋根」は新築で人気!メリット・デメリットを紹介します
“ガルバリウム鋼板”とは、かんたんに言えば「錆びにくいメッキを塗った鋼の板」のことです。「リフォームでガルバリウム屋根を勧められたけど、葺き替えて大丈夫かな?」と心配しているあなたへ、プロの屋根修理士がガルバリウム鋼板のメリットとデメリットを紹介します!


また、金属材料は基本的に割れませんが、サイディングやタイルは割れます。ですが、サイディングやタイルが割れるような地震では外壁以外も破損しているはずですのであまりメリットにはならないかもしれません。


台風に対してはガルバリウム鋼板は長尺品なのでつなぎ目を少なくすることができ、雨風に強いといえます。

住んでみて感じたデメリットと後悔

以上の理由からガルバリウム鋼板を屋根材・壁材に選定し、2年近く住んでいます(2021年現在)。いまのところデメリットは1つ、そしてガルバ以外もあったのでは?という後悔が1つあります。

雨の音がうるさい

一般的に言われていることですが、雨の音がうるさいです。雨音が非常に気になる方は避けた方が良いと思います。


と言っても普通に寝れますし、妻や子供たちも普通に寝ています。騒音に対して鈍感な方ではないと思いますが、その程度です。どうしても気になるという方は対策品が市場に出ていますのでそちらを検討すればいいと思います。

ガルバリウム屋根の雨音騒音を低減するテープ|イイダ産業株式会社
高級車の静音技術から生まれた制振テープです。ガルバリウムは耐久性や意匠性、施工性が優れていますが、防音性は十分ではないため制振テープによって雨音騒音を解決します。屋根材の幅に対して30%貼り付けるだけで雨音騒音が低減する制振テープは、新築やリフォーム時のカバー工法でお使い頂けます。


検討中の工務店にガルバリウム鋼板屋根のモデルハウスがあれば、雨の日に行ってみるのもいいかもしれません。

ステンレスの方がよかった?

後悔と言えば後悔ですが、ステンレスサイディングももう少し調べておけばよかったと思っています。


その理由はより錆びにくいから。

ステンレス製の電車車両とか定期的なメンテナンスは行っているにしろ数十年現役です。

JR東海HPより引用_ステンレス車両は長寿命



あまり商品は無いようですが、ステンレス製のサイディングは存在していますし、作っているメーカーも大手です。

ステンレスだからと言って全く錆びないわけではないですが、鉄よりは安心。熱膨張率が高く気温差による収縮が大きいというネガティブな点もあると思いますが、ステンレス系サイディングを全く考えていなかったのでもう少し調べてからにすればよかったと思っています。

日鉄鋼板HPより引用

ただコストは材料費、流通量から数倍近くになるのではと予想されますので、調べていても採用は出来なかったと思いますが・・・

夏は別に暑くない

外断熱が効いていることもあるかもしれませんが、夏は別に暑くないです。また色がシルバーなのも効いているかもしれません。私の家はコンパクトなこともありエアコン一台で過ごせます


窯業系のサイディングは蓄熱性が高そうですが、金属であれば熱くなることはあってもすぐ冷めますし、その点は隠れたメリットかもしれません。


最近は遮熱性も追加されている商品もあるみたいなので、このあたりはまったく気にしなくていいと思います。

アイジー工業HPより引用_遮熱性付与

まとめ

今のところガルバリウム鋼板を選んだ後悔という後悔はありません

先述の通り、雨音は意外と大きいなと思ったくらいです。この辺り、金属材料を屋根材に選定されようとしている方は注意が必要かと思います。

また、金属材料は窯業製品(タイルや窯業系サイディング他)と比較しリサイクルが容易です。地震等で張り替えになった際の廃棄費用も瓦礫に比べ安くできるのではないでしょうか。私はそんなことまで考えていませんでしたが。


外壁選びの参考にしていただければと思います。

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