家をたてるにあたってシステムキッチンを選ぶことになりましたが、
「いろいろあって悩む・・・」
実家では浄水ポット(ブリタ)、賃貸では蛇口に内蔵するタイプ(タカギ標準)の浄水器を使用していましたが、新居ではビルトインタイプを使用することにし、現状全く不満はありません。
種々の浄水器を使ってきた私が新居でビルトインを選択した理由をメリットとデメリット含め記載します。
ビルトイン浄水器のメリット・デメリット
先ずはメリットから。
メリット
浄水性能が高い
新品での性能でいえば圧倒的かと思います。
蛇口取り付けタイプ(タカギ標準)では「ホントに浄化されてるの?」といったことが多々ありましたが、本製品ではそのようなことは全くありません。
というより、我が家では常飲しています。それくらい浄化性は高いです。
浄化能力はある程度フィルターの能力(体積や表面積)に依存する部分があるので、当然といえば当然ですが。実際、実験で使用するようなイオン交換水作製用のフィルターとか非常に大きいです。
たっぷり使える
カタログスペック上は一日20Lの使用量で12か月使用可能とのことです。(実際にはもう少し寿命は短い感じがしますがそれでも浄水ポット比較すれば多い)
蛇口を回せば使えるので、コメ研ぎにも普通に使うことができます。
給湯ポットにも直接入れれるので楽です。
このあたりの使いかっての良さは浄水ポットでは難しいと思います。
場所を取らない
主に浄水ポットとの比較なりますが、浄水ポットはどこまでいってもポットなので、ポットの置き場所が必要です。
実家では冷蔵庫に置いていましたが、結構なスペースを占有していました。
その点ビルトインならシンクの下部に浄水ユニットを置くだけですので、スペース上の問題は起きません。
デメリット
忘れちゃいけないデメリット(あまり無いけど)
初期費用が高い
初期費用が数万円高いです。これは仕方がないと思いますが、後述のトータルコストを考えれば全く問題ないとも言えますし、むしろ割安です。
カートリッジが高い(けど)
交換用のカートリッジは高めです。ただ、カタログスペック上は12か月に1回の交換ですので、そのあたりは注意しなければいけません。以下、ブリタや蛇口取り付け式と比較してみます。不公平が生じてはいけないないので、除去対象物質10種以上の製品で比較します。
製品タイプ | メーカー | 品番 | 除去物質 | 1個当たりの金額 | 使用可能期限 | 1か月あたりのコスト |
自浄水ポット | ブリタ | マクストラプラス | 12物質 | 726円 | 200L/個 | 2178円※ |
蛇口取り付け式 | リクシル | JF-22Fx6 | 14物質 | 3183円 | 20L/日で1.5か月 | 2122円 |
ビルトイン純正 | TOTO | TH634-2 | 13物質 | 10388円 | 20L/日で12か月 | 865円 |
ビルトイン互換 | クリンスイ | UZC2000 | 13物質 | 8255円 | 20L/日で12か月 | 688円 |
各コストを比較した場合上表の通り、ビルトインタイプが圧倒的に安い結果となりました。
クリンスイの互換品に関してはTOTOの製造委託先なので、モノとしては同じといっていいと思います。ですので、互換品を使用した場合はさらにコスト差が広がります。
蛇口取り付け式と比較した場合、初期投資コストの差額の回収も2~3年で可能です。
ただ、これは20L/日使用するような場合での計算結果です。ブリタのような浄水ポットで20L/月使うことは無いでしょう。ただ、ビルトインタイプであればコメ研ぎや料理にガンガンつかってもコストは安いといえそうです。
先述の通りフィルターの寿命は12か月より短い気がしますが、10か月だとしても互換品であれば800円台/月です。
最終的な選定理由はトータルでコスパ最強と判断
カートリッジ1個当たりの価格に惑わされて、実際のコストを見失ってはいけないと思います。
先ほどにも記載しましたが、あまり浄水を使用しないのであれば、浄水ポットの方がコスト的にメリットがでるかもしれません。
ガンガン使うのであれば、ビルトインタイプを選ぶべきです。
そのガンガンのレベルですが、私の家庭では、コメ研ぎ、米炊きに使用する。料理に使う。常飲する。給湯ポットに使う。製氷は製氷皿で浄水を使うというようなレベルです。
これで月800円(10か月で交換として)をどう考えるかですね。
浄水性能も高く、ガンガン使えて、コストも安いと考えたら、私はコスパがいいと思います。
浄水器選びの参考にしていただけたら幸いです。
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