どうもサク男です。
これまで釣りの際はドカットの4700をタックルボックスとして使っていました。
釣りの種類はさまざまで、オフショアのイカメタルやサビキ、ボート釣り、ショアジギetc.中の小型ケースを入れ替えることで、それぞれに対応していました。
ただ、問題となったのがボート釣り
ボート釣りではロッドを3セット持っていきますが、狭いボートの中ではわりと邪魔です。
状況が読めない手漕ぎボート釣りでは、タックルセットは3セットくらいあると安心(投げ、サビキ、ルアー等)。
そこでドカットに自作でロッドホルダーを着けることにしました。
ドカットにロッドホルダーを取り付ける方法
市販のロッドホルダー
ロッドホルダーを取り付ける方法はいくつかありますが、手っ取り早いのが、市販のロッドホルダーを取り付ける方法です。
市販のロッドホルダーは大きく2種にわけることができ、一つは塩ビパイプ固定用のサドル類似のパーツを取り付ける方法、もう一つは一般的なロッドホルダーをビス止めする方法になります。
サドル類似のパーツというのは下記リンクのような製品になります。
ロッドホルダーとして販売していますが、どこからどうみてもパイプ固定用のサドルです。この手の製品のメリットとしては、軽量で安いことが挙げられます。
逆にデメリットとしては、底が抜けているので良くも悪くもロッドが地面に当たることです。ロッドが地面に当たるのでホルダーへの負荷は小さくて済みますが、持ち運び→地面に置くときに気をつけないといけないネガがあります。
とにかく安く設置したい方はこの方法が最もオススメ。サドル自体は一個160円程度で購入できます。ロッド3本分でも500円程度+ビス代です。
ただ、私はなんとなく非貫通式が良かったため、この方法は採用しませんでした。
もう一つの方法は非貫通式のロッドホルダーを取り付ける方法ですが、ドカットの構造上、取付可能位置が限られると言う問題があります。
ドカットのメリットの一つに両側から開閉が可能ということがあり、正面と背面にロッドホルダーを取り付けるとそのメリットが消えてしまう問題があります。
となると側面に取り付ける方法がありますが、今度は持ち手の突起が邪魔になるという問題が生じます。そこでスペーサーがついた下記のようなロッドホルダーも販売されています。
しかし高い・・・
3本分購入すると1万円弱です(というかぼったくりすぎ)。
他には無いかと探した結果、純正品に近い下記のような製品がありました。
ドカットレールシステム+ロッドホルダー
完全純正品と言うわけでは無いですが、ドカット専用のレール金具を取り付け、そこにロッドホルダーを取り付ける方法になります。
BMOジャパンという会社がドカット専用品として販売しているだけあって、見た目もスマートですし、予算に余裕があればこの製品一択な気がします。
ただ、高い。フルセットで6000円程度します。そうなるとドカットそのものより高いという・・・
私のドカットは10年選手ですし、あまりお金をかけるとメイホウのVS-7070あたりを新調したほうが良いんじゃないか?となるため見送るしかありませんでした。
塩ビパイプ等で自作
非貫通式でなるべく安く済ませようとすると、自作する他ありません(というか他が高すぎる)。先人の先輩方も様々な方法で自作しており、人気なのは塩ビ管を用いた自作方法。
大掛かりになってくるとどうしてもコストがかさみます。先述の通り私のドカットは10年選手。2000円位で、非貫通式で、3本の竿を立てれるようなロッドホルダーを自作することにしました。
その方法を記載します。
2000円以内でロッドホルダーを自作
材料購入
市販品は高すぎるので、自作を検討します。
ロッドホルダーの材料としては塩ビパイプが良好かと。いかにも塩ビという色はアレですが、価格も安く加工しやすいという利点もあり、使わない手はありません。
以下が購入した材料一覧です。
塩ビパイプ(VUパイプ40)×1 | 299円 |
TS継手キャップ TS-C4×3 | 324円 |
HI用PPサドルバンド40用×3 | 486円 |
ステンレスワッシャーM5用×9 | 90円 |
ステンレスコーススレッド45mm | 384円 |
アルミテープ | 100円 |
40mm角材 | 200円 |
合計+税 | 2071円 |
若干2000円をオーバー!!ただ、ステンレスコーススレッド(木ネジ)と角材は私は家にあったものを使用したので、実際にはもう少し安く揃えることが出来ています。
組み立て
早速組み立てていきます。といっても作成途中の写真が殆どないので、完成品の写真も交え記載していきます。また、パイプは1mのものを購入し、30cmずつにカットしています。
先ず、角材をPPサドルが3つギリギリ並べることができる長さにカットします。この時は現物合わせで行いました。サドルにパイプを通した状態で行わないと長さが足りなくなる恐れがあるので注意です。
切断後の角材をアルミテープで覆います。塗装しても良かったのですが時間がなかったのでアルミテープで覆ってしまいました。時間があればお好みの耐水性の塗料でコーティングしてもいいと思います。
また私はホワイトウッドの角材を用いましたが、予算があれば、アルミの角材でもいいかと思います。
ただ、アルミとはいえ錆びるのでそのうち見た目が悪くなってくると思っています。その際は一度ばらして塗装するか別の材料に変更しようと思っています。
角材がコーティング出来たら、角材にPPサドルを仮止めします。このときもパイプを入れた状態で行わないと位置がずれる可能性があり要注意です。
仮止めが終わり、パイプを抜いた状態です。
次に、サドルを取り付けた角材をドカット本体にビス止めします。
私は3点で止めましたが、もう少し点数を増やしたほうが良いかもしれません。
下穴をドリルで開けて、コーススレッドで固定します。
固定が終わったら、塩ビパイプの取り付けをおこないますが、固定する前に端部を拡管しておきました。
端部をコンロで炙って、ジュースの瓶に押し付けて行いました(少し焦げた)。
コンロで炙ると臭いので、面倒でもお湯のほうが良いかもしれません。
拡管が終わったら後は取り付けです。サドルにパイプを通して継手キャップを取り付け、仮止めしているサドルを締め込めば完成です。
継手キャップには水抜き穴を開けておきました。また、取り付け高さですが、地面においたときにキャップの底が地面に着くようにしました。
パイプ1本に対し、サドルが1個なので荷重を分散させる狙いです(持ち運び時はモロに荷重がかかりますが・・・)
完成した状態がこちら
完成後、一度釣りに行ってしまったので、既に汚れています。
心配だった強度不足に関してはとりあえずは問題ありませんでした。ただ、結構動くので、長期の使用では疲労破壊するかもしれませんが、とりあえずは大丈夫そう。
もう少し使ってみてヤバそうだったら補強しようかと思います。
まとめ
自作することで3連のロッドホルダーを2000円程度で設置することができました。モロ塩ビパイプなのが少し気になるので、適当なタイミングで塗装も検討しようかと思います。
強度や見た目にこだわる、またはこれからロッドホルダー付きのタックルBOXを購入する方はメイホウのVSシリーズを購入した方が、幸せになれるかと思います(自分もドカットを持っていなければそうしていたはずです)。
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